教員ブログ

ヤマカガシ少年

  • 子ども学科
  • 2017年10月10日

今年の夏、「毒ヘビにかまれ、小5が一時重体」という見出しのニュースがあった。

兵庫県の公園で小学5年生男児が、ヤマカガシに右手首をかまれ、一時意識不明の重体となった。幸い、抗毒血清の投与で快方に向かった。男児は素手で捕まえて遊んでいた。

今時、珍しい「野生児」だが、一つ間違えば命に関わる事態であった。大人に「ヘビは危険なので触ってはいけない」と言われていたのかは不明だが、野生生物に人間から攻撃すれば、反撃することは予測できる。一緒にいた友人が、「怖さ」を目の当たりにして、ヘビをリュックに入れ、男児の母親に渡した。一般的には「5年生ならもうそんなことはしないだろう」と思うが、今回、事故は起きた。「ヤマカガシ少年」達は、「怖さを学習した」経験を今後の人生に十分生かして欲しいと願う。いろいろ考えさせられる出来事であった。

(子ども学科 橘田重男)

♪キタキツネ♪

  • 医療福祉学科
  • 2017年9月6日

実家がある北海道の富良野に帰省した時だった。

クルマを走らせていると道路の脇から、キタキツネが顔を出した。
この春に生まれた子どものキタキツネとその母親の姿…
母親は毛が抜け変わる時期のようであったが、子どものキツネはまだ子犬のようなかわいい目をしていた。(つい触れてみたい気持ちになった)

クルマの中からであるが、「ずいぶん人になれているなぁ…」という思いながら、かわいさに癒されシャッターを押した。
しかし、静岡に戻りテレビのニュースでは、北海道のキタキツネの数が増え、キタキツネから感染するエキノコックス(人間の肝臓に寄生)が問題視されていた。そういえば数十年もの前から指摘されていた感染である。観光客がかわいさについ食べ物やお菓子をあげてしまう。そのことをキタキツネが学習してしまい、私のクルマからずっと離れなかったのは、あの子どものキツネも食べ物を期待していたのだろう。

「良かれ」と思ってした行為が、結果的に「大きなお世話」になってしまう。福祉の相談援助も同様であり、相手にとって「良かれ」と考えて制度やサービスを駆使しても、障がいを持つ方々の想いとは違ってしまえば、社会復帰や自立に結びつかないことも多々ある。

かわいいキタキツネから私たち援助職としての「初心」を教えられた一場面であった。

(医療福祉学科 長坂和則)

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ふーん、そうなんだ

  • 健康福祉学科
  • 2017年9月4日

前期の日本史の講義では、できるだけ季節感を出そうとしました。初回は「桜」で、日本人と桜の関わりを、古代から現代までいくつかのポイントで追ってみました。以後、初夏の「長良川の鮎鮨」、「初鰹」、梅雨の「あじさい」などを話し、暑いころに「シルクロード」、「素麺」、「シベリアのイクラ」、そして最後は「花火」で終えました。「花火」の講義は、ちょうど安倍川の花火大会のころで、当日の予習の時間ともなるようです。

毎回、講義のまとめに、当事者意識を持ってもらうための設問を必ず1つ置きました。「あなたはどこの素麺を誰と食べたいですか?」とか、「江戸時代の花火師の家に生まれたら、あなたはどんな人生を送りますか?」とか。模範解答はないのですが、それぞれその日のテーマを自分のものにしてくれたらいいなと思ったのです。

「シルクロード」の講義の終わりに、大講義室の一番後ろの席から学生のAさんが近づいてきて、「で、先生はどうなの?」と聞かれました。「え?」、不意を衝かれて、何のことかと一瞬とまどいました。「だからさ、キャラバンだったらさ」と言うのです。その日の設問は、「シルクロードのキャラバンの子どもに生まれたとして、あなたはどんな人生を送りますか?」でした。

「俺はだめだな、すぐ死んじゃうよ」と答えると、「ふーん、そうなんだ」とつまらなそうに帰ってしまいました。あとで、Aさんの回答を読むと、「いいじゃん、ステキじゃん。キャラバンの子になっていろいろ行けるジャン」とありました。

自分の心が劣化していることを教えられた1シーンでした。

(健康福祉学科 小田部雄次)

不登校のススメ

  • 福祉心理学科
  • 2017年9月4日

9月1日は、1年で最も10代の自殺者数が多い日です。報道でご覧になった方もたくさんいらっしゃるでしょう。夏休みが終わって学校が始まる、でも行きたくない、でも行かなきゃいけない、どうしよう? どうしようもない。このようにして追いつめられたあげく、自ら死を選んでしまう人が後を絶ちません。
上に書いた思考の流れは、どこかが間違っています。どこが間違っているのでしょう? 「夏休みが終わって学校が始まる」これは事実です。「でも行きたくない」これは正直な気持ちでしょう。「でも行かなきゃいけない」ん? 誰がそんなこと言っているんでしょう? お母さんが? お父さんが? 先生が? それとも自分の中の心の声が??

学校は別に行かなきゃいけないところではありません。子どもは学校に行かないといけないというルールはありません。義務教育という言葉があります。義務教育の義務とは、親が子どもに教育を受けさせる義務のことです。親が子どもを学校に行かせずに働かせたりしてはいけませんよ、という意味です。

多くの人にとって多くの場合、学校には行けるものなら行っておいたほうが、後の人生の幸福につながりやすいかもしれません(ただしそれも100%ではありません)。ただ、くれぐれも間違えないでください。人は幸福な人生のために学校に行くのです。学校に行くために幸福な人生を犠牲にする必要は、どこにもありません。

あなたが生きているということよりも大切なことなど何一つないということ、そのことを忘れないでください。

(福祉心理学科 草野智洋)

韓国ケアマネジメント学会会長を終え

  • 医療福祉学科
  • 2017年8月31日

多くの方々と学会会員の助けを借りて、2年間の学会会長を無事に終えて名誉会長になりました。
その2年間を振り返ってみると、忙しいながらも多くの出来事がありました。しかし、力が足りなくて、達成でながったことも多くあります。

活動の成果として、『ケアマネジメント研究』という論文集を8冊発行しました。また、4回の学術大会を開催しました。
 
さらに、2016年12月には、日本のケアマネジメント学会とMOU(学術交流協定)を締結しました。
この協定は、日本ケアマネジメント学会と韓国ケアマネジメント学会が、両学会の相互信頼に基づき、学術·教育研修交流を促進し、相互の利益と発展を図ることを目的とするものです。

1. 両学会は、学術·教育·研修交流を推進するため、次に列挙する事業を行う。
1) 学会相互の参加交流
2) 学会員の研修交流
3) 共同研究事業
4) 学術資料、学会誌などの学術情報の交換
5) それ以外の国際交流事業

2. 本協定に基づき実施される各活動は、両学会の自主性を尊重することを基本に、その都度充分な協議を行うものとする。

3. 両学会は、本協定に基づき実施される活動については必要な限り便宜を提供するように努める。

4. 協定は 両学会の代表者が署名した日から5年間効力を発揮する。

5. 本協定の内容は、両学会の合意によって改訂することができる。

6. 本協定は、 両学会のどちらかの一方より、有効期限6ヶ月前までに協定廃止に関して書面による申し出がない限り、以後、5年間自動的に更新されるものとする。

7. 本協定書は、日本語と韓国語により各2部作成し、両文書は等しく正文とする。

8. 本協定書は、 両学会が日本語と韓国語のものを各1部ずつ保管することであります。

達成できなかったこととして、ケアマネジャーを国家の資格にすることがあります。これに関しては、現在の国会議員や保健福祉部の職員と法制化に関して協議を続けています。
 
(医療福祉学科  張昌鎬)

MOU協定書
MOU協定書

来賓と執行委員
来賓と執行役員

日本ケアマネジメント学会会長とMOU締結
日本ケアマネジメント学会会長とMOU締結

日本ケアマネジメント学会会長とMOU締結 経緯を説明
日本ケアマネジメント学会会長とMOU締結 経緯を説明

会長挨拶
会長挨拶

功労賞受賞
功労賞受賞

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