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活躍する卒業生

つらい状況でも笑顔でいるお母さん達から学ぶ。

油井仁美さん
2009年3月卒業/静岡県立こども病院 地域医療連携室

こどもと妊婦さんを対象にした小児科専門病院で、医療ソーシャルワーカーをしています。受診・入退院の際に、医療費や制度の紹介・手続きなどの福祉に関わる相談にのる仕事です。直接的に治療には関わりませんが、退院した後どう生きていくかをサポートする、別の意味で患者さんの人生に関わる責任ある仕事だと思っています。 まだ新人でやりがいなどと言うのもおこがましいのですが、親身に相談にのっているうち、お母さんがそれまで見せなかった胸の内を語って感情を表してくださると、「こんな私でもお役に立てる」背筋が伸びる思いがします。小さいお子さんが病気と戦っている姿には胸が痛みますが、回復したり、成長したりしていくのを見ると励みになります。 先輩には、「この仕事は3年やって一人前」と言われています。今は目の前の仕事をこなすのが精一杯ですが、いろんなケースにぶつかって経験を積みながら勉強会や研修会で知識を増やしながら、成長していきたいと思っています。

この仕事を通じて、「お母さんは強いな」と感じるようになりました。もし自分ならどうなってしまうんだろう?という状況でも笑っていられるのがすごい。それは苦しみを乗り越えたというより、今このひと時を大切にしようという、前向きな気持ちがあるからできるのかなとも考えたりします。患者さんやご家族から学ぶことがたくさんあります。

「ありがとう」と感謝される。それが、なによりも嬉しい。

後藤 竜行さん2008年3月卒業/社会福祉法人 天竜厚生会 登呂の家デイサービスセンター

デイサービスセンターとは、介護や支援が必要な方に日帰りで利用していただき、食事や入浴、健康チェックや機能訓練などのサービスを提供する施設です。「登呂の家デイサービスセンター」では、午前中は入浴やカレンダーづくり・ぬり絵などを、午後は体操や音楽療法、スポーツレクレーションなどを行って、利用者さんが一日楽しく過ごせるような環境をつくっています。私の仕事は、利用日程を調整したり、利用を希望する人と事前に面接して日常の生活動作をチェックしたり、また現場で入浴や食事の介助をしたりすることです。 施設の利用者さんは、人生の大先輩達ばかり。話をしていると教えられることがたくさんあります。ここで働くようになってから、日本の歴史や文化、伝統行事、礼儀作法、昔の歌などに、ずいぶん詳しくなりました(笑)。

仕事のやりがいは、感謝されることにつきます。小さいなことでも「ありがとう」と言われるから、嬉しくなります。自分が必要とされていることが、実感できる仕事です。 在学中はいろいろなことを学ばせていただきましたが、私の場合、「現場実習」での経験が大変ためになりました。“実際の現場では教科書通りにはいかないんだな”ということを体で感じることができました。今、その経験を活かし、一人ひとりにあわせたケアを実践しています。

もう一つ役立っているのが、「カウンセリング技法」です。講義で学んだ目線の合わせ方や話し方などは、利用者さんと接する時にいつも心がけています。 今の目標は、利用者さんが声に出さなくても困っていることに気づいてあげることです。自分自身のスキルを磨くことで、利用者さんにとってもっと居心地のいい施設にしていければと考えています。

大学で学んだことは、どの分野でも役立つと思う。

岡村 栄美さん2009年3月卒業/焼津信用金庫 岡部支店

金融機関の預金係として、振込や送金などの為替業務をしています。最近は、窓口で接客することも増えてきました。

社会人になって痛感したのは、勉強すべきことの多さです。「税務」「法務」「財務」「証券外務員」など、金融機関の業務には様々な知識が必要であり、そのための資格をとらなくてはなりません。資格の勉強は、仕事が終わってから。学生時代とは違い、自由な時間をもつのは、難しくなっています。

私は、福祉大学から金融機関に就職しました。「福祉」と「金融」は、一見あまり関係がないように思えるかもしれません。しかし福祉の知識は、意外なところで役立ちます。 私が勤める岡部支店のお客様はご高齢の方も多く、時には車椅子のお客様や耳の遠いお客様も来店します。そんなお客様と接客する時、大学の講義や実習で学んだ知識や技術が活きてきます。 ある日、高齢のお客様を連れたご家族が来店しました。私にとっては、ほとんど初めての接客でしたが、「親切丁寧でよかった」とのお言葉をいただくことができました。その時には「成年後見人制度」をご紹介し、お客様に喜んでいただきましたが、これも社会福祉の講義で学んだ知識です。

静岡福祉大学に進んだからといって、知識や技術が福祉系の分野でしか活かせないということはありません。高齢化が進む中で、福祉の視点はどの企業でも必要になっています。 最後にアドバイスになりますが、社会人には学生ほど自由な時間がありません。勉強だけに集中できるのは、学生の特権です。大学のうちに学べる知識は精一杯身に付け、興味のある資格にどんどん挑戦してください。

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