「“やさしい気持ち”の学び方」 | 静岡福祉大学

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「“やさしい気持ち”の学び方」

お知らせ

 先日、静岡県立大学で行われた文化祭に娘と二人で出かけました。例年、さまざまな模擬店が出店されており、そこでの娘のお目当ては綿あめ。大学到着するなり綿あめのお店を探して、大学構内をウロウロ。なかなか見つからないので、案内所で尋ねてやっと発見。模擬店前に意気揚々と並んでいると、なんとちょうど娘の前に並んでいたお客さんで売り切れとなってしまいました・・・。娘の固まった表情に、「残念だったね・・・。仕方ないね・・・。」と慰めていると、最後の綿あめをゲットしたお客さんが、「はい。これあげる」と娘にくれたのです!私が「えっ、いいのですか。いやぁ、ありがとうございます。本当に嬉しいです。お金払います。」と言うと、「いらないです。(私)ここの学生なので、来てくれた人が喜んでくることが一番なので」といって爽やかに去って行きました。

 娘はというと上機嫌で、綿あめを頬張りながら「すごくうれしい」といいながら帰路につきました。この出来事を通して、娘が綿あめのおいしさを味わうことができたと同時に、“やさしい気持ち”を学ぶことにつながったような気がして、親としてその学生さんに感謝の気持ちでいっぱいです。本当に、ありがとうございました。“やさしい気持ち”って、きっと日常の中から学ぶものなのでしょうね。

(子ども学科 上野永子)

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