私の密かな将来の夢 | 静岡福祉大学

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私の密かな将来の夢

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最近、パリでは悲しい出来事(テロ)がありましたね。パリには3回訪れたことがあり、見覚えのある風景がTVに移しだされると、やはりショックを受けます。また、BBCのニュース(イギリスのテレビ局)が、テロを契機にヨーロッパ諸国が難民受け入れに頭を悩ませているとの報道にさらに心が痛みます。
2年前の今頃、シリアからの難民について報道されているのをBBCのニュースで聞いて「これからシリアが大変なことになるな」と感じていました(その頃、日本ではあまりシリアの報道はされていなかった)。そんなある日、静岡の街中を歩いていると「難民支援のためにご協力ください!」と言う声が聞こえ、「なに、難民・・・。」と思って振り返ると、声の主と目があいました。その方(女性)は、難民支援に取り組む特定非営利活動法人・国連UNHCR協会の方でした。彼女は、ツカツカと私に近寄り、「ちょっと話を聞いてもらえませんか?」と声をかけられ、誘われるままに難民の現状についてお話を伺いました。やはり「今、シリア難民が大変なのです。」と説明を受けました。そして、1か月いくらの支援で、どれくらいの難民の食料や、寝具、調理器具が賄えるのかを聞きました。それ以後、私は国連UNHCR協会に定期的に寄付をして、難民支援に携わっています。
政治、宗教は私の専門ではありません。テロや戦争について、その解決策を具体的に考えることもできません。ただ、今の私にできることは、人道支援をすることだけだと考えて、寄付を続けています。そして、将来的には、現地でトラウマを抱えて戦地から逃げのびてきた難民の方の心理的支援に関われたらいいなぁという夢を思い描いています。
学生の皆さんにも、世界の現状について少しでも関心をもってもらえたら嬉しいです。
(子ども学科 上野永子)

上野2015

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