遠州の空っ風 | 静岡福祉大学

教員紹介

遠州の空っ風

教員ブログ

 2年前に「静岡は温暖な気候で住みやすい土地なのだろう」と思いながら、本学に赴任しました。ところが、予想外の夏の夜の蒸し暑さは何とか乗り切ったものの、「冬の強風」には参りました。地元の方から【遠州の空っ風】という存在を教えてもらいました。
 
 私は山梨で「八ヶ岳おろし」「西山(南アルプス)おろし」を経験してきましたが、「遠州の空っ風」はそれを上回っていました。夜中に窓をガタガタさせる音、ピューピューと空中でうなる音に何度も目を覚まされました。山梨での年数回の台風のような感じさえします。静岡市内や内陸側の藤枝では強風は吹かないとのことで、浜松から続く遠州灘の地理的影響があるのではと思いますが・・・。
 
 走歴35年「哀愁ランナー」の私にとって、「遠州の空っ風」に立ち向かう夕方のロードワークは「辛い」の一言です。向かい風に、足が止まってしまいそうにもなります。走り始めに気合いを入れなければ弱気になってしまいますが、走り始めれば体が温まり、焼津ならではのカツオの香りが漂う中10k位走り続けています。

 辛い空っ風ですが、これも「焼津の冬の風物詩」と言えるのでは。高校生の皆さんも「遠州の空っ風」に立ち向かうように、目標に向かって努力していることと思います。私達と共に学べる日をお待ちしています。
(子ども学科 橘田重男)

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