続・マインドフルネス! | 静岡福祉大学

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続・マインドフルネス!

教員ブログ

こんにちは。福祉心理学科の草野です。自分のブログの順番が回ってきたので、どんなこ
とを書こうかなと思っていたら…。なんと、3月26日に医療福祉学科の加藤あけみ先生がマ
インドフルネスについて書かれているではありませんか!

これは乗っかるしかありません。何を隠そう、私は昨年末から年始にかけて10泊11日の
マインドフルネス瞑想の修行に行ってきたのです(正確には私が行ったのはヴィパッサナ―
瞑想ですが、マインドフルネスと同じものと考えていただいて結構です)。

私たちが悩むときや苦しむとき、それは過去の後悔や未来の不安が自分の心を苦しめてい
ます。「今」のこの瞬間に気持ちを集中させることができれば、過去や未来の悩みはどこか
に行ってしまいます。加藤先生が例として挙げられた桜を眺めている瞬間であれば、全身全
霊で自分と桜が一体となり、自分の頭と心の100%が桜の美しさでいっぱいになっている、
過去や未来といった雑念が入り込む余地はどこにもない。それがマインドフルな状態です。

試験中やスポーツの試合中などで極限まで集中力が高まっている状態を思い浮かべてくだ
さい。そのとき、私たちは最高のパフォーマンスを発揮することができます。「失敗したら
どうしよう」なんていう雑念は頭の中にありません。逆に、そうした雑念が入り込むという
ことは「今」に集中できていないということであり、本当に失敗してしまう可能性が高まっ
てしまいます。

もしも日常生活の全ての瞬間を、いや、全てとまではいかなくても少しでも多くの時間を、
そのように「今」に集中した状態で生きることができれば、私たちの人生はずっと豊かなも
のになるでしょう。

瞑想の修行中は、毎日10時間瞑想を行っていました。日常生活に戻ってくれば、とても
そんなことはできません。1日10分でも5分でも、朝起きた時や寝る前など、静かなところ
で自分の呼吸に全ての意識を集中させる時間を作ってみてください。心を「今」に集中させ
ることがいかに難しく、心はすぐに過去や未来へとさまよい出てしまうということに気づく
でしょう。私もまだまだその状態ですが、少しずつでも、「今」に集中して一瞬一瞬を大切
に生きられるようになっていきたいと思っています。
(福祉心理学科 草野智洋)

(↓私の大学院時代の先輩が書いたマインドフルネスの本です!)
草野2015

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