教員ブログ

♪キタキツネ♪

  • 医療福祉学科
  • 2017年9月6日

実家がある北海道の富良野に帰省した時だった。

クルマを走らせていると道路の脇から、キタキツネが顔を出した。
この春に生まれた子どものキタキツネとその母親の姿…
母親は毛が抜け変わる時期のようであったが、子どものキツネはまだ子犬のようなかわいい目をしていた。(つい触れてみたい気持ちになった)

クルマの中からであるが、「ずいぶん人になれているなぁ…」という思いながら、かわいさに癒されシャッターを押した。
しかし、静岡に戻りテレビのニュースでは、北海道のキタキツネの数が増え、キタキツネから感染するエキノコックス(人間の肝臓に寄生)が問題視されていた。そういえば数十年もの前から指摘されていた感染である。観光客がかわいさについ食べ物やお菓子をあげてしまう。そのことをキタキツネが学習してしまい、私のクルマからずっと離れなかったのは、あの子どものキツネも食べ物を期待していたのだろう。

「良かれ」と思ってした行為が、結果的に「大きなお世話」になってしまう。福祉の相談援助も同様であり、相手にとって「良かれ」と考えて制度やサービスを駆使しても、障がいを持つ方々の想いとは違ってしまえば、社会復帰や自立に結びつかないことも多々ある。

かわいいキタキツネから私たち援助職としての「初心」を教えられた一場面であった。

(医療福祉学科 長坂和則)

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