人権の森と史蹟を訪ねて | 静岡福祉大学

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人権の森と史蹟を訪ねて

教員ブログ

谷ゼミでは、歴史を通して人権問題に対する知見を深めることを目的に、「国立ハンセン病資料館」と「国立療養所多摩全生園」に行ってきました。

写真① (1)

先ずは、名物「武蔵野うどん」で腹ごしらえ。

写真② (1)
写真③ (1)
写真④ (1)

国立ハンセン病資料館見学の後は、緑豊かな多摩全生園内を散策しました。現在も約190名の元患者さんたちが生活をされています。園内にはさまざまな人権の史蹟がいっぱいです。ちょっとだけご紹介…。

写真⑤

隔離政策の時代、患者の逃亡を防止するために堀を作った残土を盛り固め築山された「望郷の丘」です。当時、この丘に登り二度と帰ることのできない故郷を偲んだそうです。

写真⑥

これは「全生学園跡地」にある卒業記念碑です。子どもも隔離の対象であり、園内で共同生活をしながらここにあった学校に通っていました。

樹木希林さん主演の映画「あん」は、多摩全生園でも撮影されました。映画にも登場する園内にある食堂には、実際に樹木希林さんが着た衣装も展示してあります。そして、あの「どら焼き」も…。
是非、映画を観てから行かれることをお勧めします。

(健康福祉学科 谷功)

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