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教員ブログ

絵本作家の荒井良二さんがわたしは、すきだ。
あまりにすきなので、ゼミのみんなといっしょに荒井さんの絵本を読むことにした。わたしは「ここがすき」とか「ここが不思議」とか「ここが疑問」など感じるまま思うままに書き連ね、レジュメにして発表した。けれど、そんなモノを簡単に飛び越えてくるようなみんなの「これすき」「これなに」「めちゃかわいい」というコメントや見せ合いっこしてうふふと笑い合っちゃう姿に、くすぐったいようなうれしさと信頼感を得たのだった。

そしてみんなにも作家さんをひとり選んで紹介してもらうことにした。それぞれ文字通り山ほどの絵本と「すき」と「問い」が詰まったレジュメを用意して持ってきてくれた。聞き役のみんなも待ちきれないと言わんばかりに絵本の山に手をのばし読みふける。ほんとうにみんなちゃーんと「紹介したい」「だいすき」っていう気もちをここに持ってきてくれたんだなぁ、そしてみんなちゃーんとその気もちを受けとって感じられるんだなぁ、しみじみすてきなひとたちだなぁと、ますます私の中のよろこびと確かさはふくらんだ。

思いかえせばわたしには、いつもたのしそうにうれしそうに絵本を読み聞かせてくれる母のようなあたたかいセンセイがいた。「すき」でも「きもちわるい」でもなんでもいい、そのひとが確かに感じているその「感じ」が詰まった語りは、しっかりと聞いているわたしたちのからだにも届く。そのことを教えてくれたセンセイだった。そうだそうだこの感じ…これって授業も同じことなんだよなぁと思いめぐらしつつ前期を終えられたこと、「この感じ」を鮮明に思い出させてくれたゼミのみんなに、こころからの ありがとう を伝えたい。

(子ども学科 山下紗織)

2017 教員ブログ用写真 山下紗織