おまんじゅうのカタチ | 静岡福祉大学

教員紹介

おまんじゅうのカタチ

教員ブログ

 音楽教室や自宅でピアノのお稽古をして生活していた頃、生徒さんから差し入れを頂くことが時々ありました。チョコレートだったり焼きそば(!)だったり。「思いがけないご褒美」である差し入れは、とても嬉しいものでした。

その日は、何人か連続してお稽古→30分休憩→また何人か連続・・・という感じで、「食事抜きコースだな~」と覚悟していた日でした。そんな時に「おまんじゅうだよ。よかったら休憩のときに食べて」と生徒さんから渡された箱。「おまんじゅう!なんて素晴らしい‼一口でパクっといけて糖分とれて元気になる!」とウキウキ。

そして休憩時間。箱をあけると、そこには!某お菓子メーカーの「トッ○」のようなおまんじゅう(約20㎝)が2本。写真でお見せできないのが残念です。「想像と違った―!・・・って、これ、『おまんじゅう』なのか⁇」と焦ったのですが、待てよ。「おまんじゅう」は「一口サイズで白か薄茶色の皮で、こしあんが入ってる」なんて決まってない。それは「休憩の時に食べやすくてステキ」と私が勝手に期待して、思いこんでいたカタチ・・・。

 考え方やものの見方がかたよらないようにと気をつけているつもりだけど、ふとしたところで自分の「思いこみ」が顔を出す。まだまだ修行が足りない。

・・・修業は足りなくても「長いおまんじゅう」は美味しかった。

子ども学科 丸尾真紀子

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