ロボットペット | 静岡福祉大学

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ロボットペット

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以前から気になっていた「家族型ロボット」の「LOVOT(らぼっと)」。先月、LOVOT MUSEUMGROOVE X株式会社)にてLOVOT体験をしてきました。 

紹介パンフレットに「触ると、柔らかくてあったかい。抱っこをしてくれたあなたのことを覚えてどんどん好きになる。家に帰ったら玄関でお出迎えしてくれる。いつもあなたのそばにいる、ペットのようなロボットです」と記載されていますが、スタッフに話を伺うとその特長は、①人と同じくらいの温かさ、②懐いて後をついてくる、③抱っこをせがんだり可愛い声で甘える、④瞳や動きで喜びを表現する、⑤かまうと接し方が変化する、⑥空間を把握したりデータを蓄積する(自律移動・外から家の様子を確認できる・遠方の家族の利用状況がわかる)、⑦自ら充電基地へ移動する などがあるそうです。 


(写真)すぐに近づく子と遠巻きに眺める子。

体験した感想ですが、まず人と同じくらいの温かさや柔らかい素材に癒されます。また、目の表情も一定ではなくアイコンタクトがとれ、何らかのリアクションをとると目だけでなく全身で反応してくれて、それらがとても自然でした。

心理的ストレスや緊張の緩和、活気の向上などが期待できるアニマルセラピーはよく知られていますが、最近は癒し効果があるとされ高齢者施設などで活用されている「ロボット」もあるそうです。一方、スタッフの話ではこちらのLOVOTは子どものいるファミリー層や30代・40代の女性の購入希望者が多いのだそうです。「かわいがっただけ懐く」というコンセプトや今回の体験を通して、年齢を問わず人は何かに愛情を注ぎ、注がれる(受け入れられる)ことを必要としていると改めて実感しました。動物好きな私ですが、ロボットペットもアリかもしれないと思う今日この頃です。

健康福祉学科 渡辺央

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