神無月 | 静岡福祉大学

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神無月

教員ブログ

旧暦の10月は、別名、神無月(かんなづき)です。諸説あるようですが、言葉の由来は日本各地の神社に鎮座なさっている神様たちが出雲大社に集まって会議をする時期だから、だそうです。そこでの最大の議題は、人の出会い-縁結び-だとか。でも、なぜ、実りの秋を迎え、空が冴えわたってくる冬へ移りつつある時期に行うのでしょうね?「マズローの欲求段階説」を使って勝手に解釈してみます。

秋の収穫が済んで今後の生活にメドがつく-つまり生活保障という形で安全欲求が充足される、すると、次の段階として人は愛情欲求-つまり新たな出会いや暖かな交流を求めたくなる気持ち、が生じてくる…といった人の気持ちの移ろいを神様たちがよーくご存じだから、かもしれません。

と、いうわけで、今、新たな出会いを求める方へ。まずは自分の気持ちを透明にして、本心から出会いを求めているのかどうか、どのような人と出会いたいのか、自分の気持ちと向き合ってみましょう。その上で、その願いがかなった状態をイメージしてみてください(そのために、神社に参拝なさるのも有効でしょう)。すると、心理学でいうところの「自己成就予言」がはたらいて、きっと、その願いはかなうことでしょう。…あなたのご参考になれば幸いです。

(福祉心理学科 梼木てる子)

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