地域文化と地域産業の研究 | 静岡福祉大学

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地域文化と地域産業の研究

教員ブログ

私の趣味は、日本全国、オートバイで旅をすることです。バイクで地方を巡りますと、その地域の空気や景色、そこで生活する人々の生活習慣までも、体で感じ取ることが出来るような気がします。

バイク歴40年が過ぎ、北海道から九州沖縄まで既に日本3周は走破したと思いますが、未だに飽きることはありません。それは行く先々の地域文化や産業が趣深く、毎回新しい発見と遭遇し、好奇心が刺激されるからです。

日本をバイクで走りながら特に関心することは、緑豊かな山と豊富な水資源、それらを上手に活用した貯水池と水路、手入れの行き届いた田畑です。この整然とした風景が、どこまでも連続して繋がっていて、この風土的特徴は海外に類を得ません。

土地を守り、過去連綿と伝統を継承した賜物が地域文化や地域産業です。少子高齢化が進行する現在、今後ますます限界集落化が進み、地域存続の危機が叫ばれることでしょう。しかしその一方で、グローバル化やITの進化は、世界的なマーケットとネットワークを創り出し、日本の地域発展に大きく寄与することでしょう。

私は、地域文化と地域産業を構造と行動の両面から分析解析する基礎研究と、地域活性化モデルを開発する応用研究に取り組んでいます。 (2020.01.09.福祉心理学科 岩本勇)

岩本先生写真①

【鹿児島県指宿市の開聞岳の菜の花畑】

岩本先生写真②

【長野県軽井沢町の高原レタス畑】

岩本先生写真③

【和歌山県田辺市本宮町の熊野古道にある世界遺産つぼ湯、日本最古の共同浴場とされ1800年以上の歴史を有する】

岩本先生写真④

【山梨県甲州市勝沼の風景、冬の保存食として作られた枯露柿、渋柿を甘くする技術は1200年以上前から伝承されています】

岩本先生写真⑤

【長野県諏訪郡下諏訪町の「万治の石仏」、江戸時代前期1660年(万治3年)に作られたとされるが、作られた理由や創作者は謎】

 

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