マスクのほね | 静岡福祉大学

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マスクのほね

教員ブログ

 対面授業(面接授業)が68日(月)から始まりました。授業の時には、マスク着用が義務づけられています。私は、声の通りが良いのでいつも不織布のマスクを利用しています。そこで、一つ問題が発生しました。自分の息や汗、この時期の雨による湿気などで、不織布マスクの通気がとても悪くなってしまいました。息を吸うと鼻と口にマスクが張り付き呼吸ができません。ん・・・・・・・・・。

 そこで、空間を確保するものを作成しました。不織布マスクには、段々折りとオメガ折りがあります。段々折り用は作成できなかったのですが、オメガ折り用に写真のような、両側を丸を付けた板を作成しました。材料はTPUというパーソナルタイプの3Dプリンタで使用できる一番柔らかい材料です。板の大きさは幅5mm、厚さ1mm、長さは不織布マスクの折ってある部分の幅と同じです。両サイドの丸は直径18mm厚さ3mmです。

 これを入れることにより、口元に空間を作ることができ、話しやすく息苦しさも感じなくなりました。TPU以外の材料も試しましたが、材料が硬すぎで頬とマスクの間に隙間ができてしまいました。これではマスクの意味がありません。

 針金2本入りのマスクを使用すれば良いのですが、値段の差が大きく。教員用にもマスクの提供があれば。

(7月2日更新)

段々折り用、できました。

 低価格のマスクは段々折りが多く、1コマで1枚使用する場合もあるため、試行錯誤のすえ段々折り用のパーツを作成することができました。

 折り目の部分を挟み装着します。オメガ折りとは異なり段々折りは、立体の形状をキープすることが難しいため、息を吸ってもマスクの上や下の部分が内側に入り込まないようにもしました。

福祉心理学科 教授 岩井宏

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