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施設の委員会に参加しました

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(児童養護施設「春風寮」建物全景)

 

  こんにちは。社会福祉学部福祉心理学科教員の相原です。

 私の専門は児童・家庭福祉なので、静岡県内の自治体や施設から児童福祉に関連した仕事を依頼されることがありますが、焼津市内の児童養護施設「春風寮」でも苦情解決第三者委員という仕事をしており、先日、その会合に参加してきました。

 児童養護施設は、皆さんもご存じのとおり、虐待など何らかの理由で保護者と一緒に生活できなくなった子どもたちを保護し、ときには保護者に代わって、ときには保護者とともに養育をする施設で、子どもたちにとっては、ある意味、第二の家とも呼べる存在です。

 会合では、子どもたちの権利を守るためにはどうすべきかについて、とても真剣な議論が行われましたが、忙しい職務の中、子どもたちの様々な声に丁寧に向き合おうとする職員の姿が特に印象的でした。また、併設している地域小規模児童養護施設(グループホーム)では、出来る限り家庭に近い育て方をしようと工夫や努力をしている様子がみられました。

 児童相談所が対応する虐待相談の件数は増える一方で、現在でも、日本全国で3万人を超える子どもたちが保護者と離れて生活している状況ですが、春風寮のような施設の存在は、一つの希望になり得ると思います。大変な仕事ですが、子どもたちのために頑張って頂きたいと願わずにはいられません。

福祉心理学科 相原眞人

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