「心理実習」について ~教員ブログ~ | 静岡福祉大学

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「心理実習」について ~教員ブログ~

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「心理実習」について

 

私が関わるようになったのは本学に赴任した年度からですが,本学で公認心理師受験資格の大学における必要な科目を開講して4年目になります。本学のカリキュラムの1期生は現在,4年生となり,もう少しで必要な科目をすべて修得することができます。現在は「心理実習AB」という科目を履修しています。

 

「心理実習」では様々な施設に伺い,その中での心理支援について実習を行います。と言っても本実習は見学が中心ですので,実際に心理の支援を必要とする方とお会いする機会はあまりないのが実情です。それでも現場を見て,心理支援を実践している方々から貴重なお話を聴くことができるのは,実習生にとって非常に有意義な得難い経験となっているようです。

現場では,それまでに授業で学んだだけでは想像の及ばなかった現実を見せていただいています。心理支援の具体的な業務内容というのは施設によって異なっています。それぞれの施設の具体的な仕事の様子を見学できることはとても興味深い体験です。

保健医療分野、福祉分野、教育分野、司法・犯罪分野、と,非常に幅が広い領域にまたがっています。さらに次年度以降,産業・労働分野の施設についても,見学させていただけないかと検討しています。

 

私は教員として実習生を引率するなどしていますが,それぞれの施設の方のお話はとても興味深く,刺激的な経験をさせていただいております。改めて,一口に心理支援と言っても分野によって全くアプローチが違うなあということを実感しています。

実習生がこの実習を通して着実に成長していることは,教員の目から見ても明らかです。学生たちが非常に豊かな学びをさせていただいており,しっかりしてきていることを,実感しています。残りの実習もわずかになってきていますが,少しでも豊かに学び,これからの職業人生の糧とできることを祈るばかりです。

 

写真は実習施設に向かう実習生(許可を得て掲載しています)

 

 福祉心理学科 森平 准次

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