新刊予定‼『学校現場にいたから書けた教職論 教職を選ぶ、教職を歩むということ ―「ブラック」で見失わない、現場からのメッセージ―』 | 静岡福祉大学

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新刊予定‼『学校現場にいたから書けた教職論 教職を選ぶ、教職を歩むということ ―「ブラック」で見失わない、現場からのメッセージ―』

教員ブログ

2020年春、昼休み、私は閑散とする本学キャンパス(中庭)を歩いていた…。

春の陽ざし、抜けるような青空、そよ風に浮かぶ白い雲、桜がちょうど満開で、思わず私の足が、止まった。(実はそんな時だけ、スマホ〈カメラ〉を取り出すことにしている。)

四季を通じて感じていることだが、本学キャンパスには、時に「思わず足が止まる」一瞬(風景)がある。その時の一枚が、これである。

あれから、誰もがコロナ禍に呑まれていった。そしていつしか、自分のスマホに残されたこの時(写真)のことも、忘れてしまった…。

しかし、私にとってのコロナ禍、思わぬかたちで成果の一部が現れることになった。

それが、本ブログのトップに示した、新しい本のことになる。(在宅勤務で、教職に関する原稿の執筆が、予想以上に進んだからである。)

それと、その本の表紙(写真)には、あの時のスマホに残された写真から「活かせばいい」と思い付いた。

もう一度「あの時」(写真)から再掲してみる。(本学のどこから撮ったか、お分かりだろうか?高校生の皆さんは、オープンキャンパスの折にでも、探してみるのもいいかも知れない。)

 

さて、著書の内容はこんな感じになる。

1 現場に立つ前に ~学生のうちにこそ、再考する~

(1)学生という時間、()なぜ、学校の先生をめざすのか、()教員になるか、教師になれるか、()自分の話し方から自覚する、()大学の授業とどう向き合うか、()教師の魅力とは何か

2 現場というところ ~学校の忙しいはどこから~

(1)児童生徒の存在、()時間割という時間、()授業という一日、()空きのない空き時間、()放課に待つ放課後、()現場で生きる意味

3 現場にふれる ~大学では教えない教育実習~

(1)実習を迎えるまで、()実習生をどう見ているか、()実習生に最初に求めること、()実習生の控室にこもらない、()実習の成功、失敗とは何か、()実習後の教職観こそ

4 現場に入る ~学校組織、仕事分担~

(1)校務分掌という組織分担、()子どもの学びに関わる〈知〉、()子どもの心を耕す〈徳〉、()子どもの体を育む〈体〉、()校内の管理に関わる、()校外の地域と関わる

5 現場に立つ ~しなやかに教師であるために~

(1)子ども観、()仕事観Ⅰ〈授業〉、()仕事観Ⅱ〈行事〉、()仕事観Ⅲ〈教務〉、()保護者観、()家庭観

6 現場を支える ~教師として身に付けたいこと~

(1)見られている存在、()教室という仕事場、()糊代という人間力、()教科の研究力、()子どもたちへ伝える力、()子どもたちと歩む力

7 現場で生きる ~どの方向で幸せになれるのか~

(1)教師としてどう生きるか、()20代〈採用か講師か〉、()30代〈学級担任か副任か〉、()40代〈主任か部員か〉、()50代〈管理職か教諭か〉、()自分らしさを貫く教師に
 *以上 A5版およそ180頁 令和3年 新春発行予定

既刊『学校現場にいたから書けた教師論 教師の一日・一年・授業・教育実習 -現場のどこを見るか、どう動くか、教師として何をめざしていくか-』と合わせ、「学校の先生をめざす」あなたに、ぜひ、手に取って読んで欲しいと願う。

必ず、背中を押してくれると信じている。  

                                                                            子ども学科 後藤雅彦

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