ニュース

臨床宗教師「高橋悦堂師」に特別講義をしていただきました

教員ブログ

皆さんは、臨床宗教師というお仕事をご存じでしょうか。
臨床宗教師は、欧米の病院で心のケア(スピリチュアルケア)をする宗教者「チャプレン」の日本バージョンのようなお仕事です。2011年3月の東日本大震災により多くの尊い命がなくなり、人々の心のケアのために活動が始まりました。医療や福祉では手を差し伸べられない宗教的ケアを取り入れながら、心のケアを行います。

今年1月22日、終末期ケアの授業において、臨床宗教師の第一人者である高橋悦堂師(宮城県栗原市普門寺副住職)をお招きして、健康福祉学科1年生と教職課程の学生を対象に、「地域の資源として宗教性をケアに活かす形とは」というテーマで特別講義をしていただきました。

受講した学生からは、「臨床宗教師の仕事がよくわかった」「家族には言えない“死の恐怖”も臨床宗教師には話せそう」「臨床宗教師だからこそ寄り添える痛みがある」「“死んだらどうなるのか”“死ぬのが怖い”早くお迎えがきてほしい“という、自分たちでは答えられない利用者の声に答えてもらえる」など、多くの感想が聞かれました。将来、自分たちが担う介護や福祉現場における臨床宗教師との協働の必要性を感じているようでした。

多死社会を迎える日本において、福祉力の向上は大きな課題の一つになります。「福祉」×「医療」、「福祉」×「工学」……に続いて「福祉」×「宗教」など、福祉の柔軟性による多くの分野との相乗効果に期待が膨らんだ時間でした。

DSCN1074

(健康福祉学科 本多祥子)

※特別講義には、静岡県内の総合病院でも活躍されている臨床宗教師「勝野秀敏師(静岡県清水区龍津寺住職)」もご臨席くださいました。どうもありがとうございました。