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認定心理士について

教員ブログ

 平成28年も弥生に入りました。ブログをご覧くださっている皆さんはお元気にお過ごしですか?
 さて、本学では、17日(木)に9期生の卒業式があり、20日(日)にオープンキャンパスが開かれます。心理学や福祉、保育などの分野に興味のある方は一度オープンキャンパスにいらしてくださいね。心よりお待ちしております。
 ところで、オープンキャンパス開催と同じ20日、福祉心理学科では卒業したばかりの人たちを対象とした認定心理士(にんていしんりし)の申請手続き会を行う予定です。
 「認定心理士」って聞いたことがないかもしれませんね。これは、「社団法人日本心理学会」という心理学分野の中で最も古くからある学会が、申請した人を「大学で心理学を専門的に学んだ人」であると証明する資格です。要は、この資格を持つと自分は「4年制大学を卒業した人」で「大学で心理学を専門的に学んだ人」という身分保障がなされるのです。
 「社会福祉士」「精神保健福祉士」「介護福祉士」「幼稚園教諭」「保育士」といった資格は専門的な職業に従事する上で必要とされる資格です。そして、これらの資格は大学を卒業しなくても取得することは可能であり、これらの資格は4年制大学を卒業したことを意味するものではありません。それに対して、「認定心理士」は4年制大学卒業を意味すると同時に、福祉などの対人援助職あるいは民間企業のビジネスパーソンなどなど他者と上手に関わることが求められるさまざまな職業や状況のなかで必要となる心理学の知識や技能を学んでいることを意味する資格なのです。
 そうした視点から、福祉と心理学を学ぶ福祉心理学科では、専門的な職業に就職するために必要な福祉系の資格と同時に、認定心理士の資格を取ることを推奨しています。
 なお、このほかの心理学系の資格としては、心理カウンセリングなど臨床心理的な介入を通して心の問題を持つ人を支援する「臨床心理士」が有名です。これは大学院への進学が必要となります。さらに、昨年の国会で「公認心理師」という名称で心理学の国家資格が作られることが決まりました。ですから、これからどこの大学でも心理系の資格ならびに大学における心理学の学びは大きく変わっていくと予測されます。しかし、とりあえず2017年4月に入学される方については、今まで通りの「認定心理士」資格の取得を目指した心理学の学びが基本形となります。
 以上のことが心理学を学びたい皆さんの参考になれば幸いです。
(福祉心理学科 梼木てる子)